医薬品使用時の食生活の注意点と乳製品が効果に影響

医薬品とはある有効成分を特定量含んだ製品が特定の疾患に対する有効性が認められて、製品化されたものをいいます。医薬品はドラッグストアなどで購入可能な一般用医薬品と医療機関において入手することができる医療用医薬品に大別することができます。一般用医薬品はさらに第一類、第二類、第三類、要指導医薬品に分類することができます。このなかで第二類、第三類は薬剤師以外でも販売することができますが、それ以外は薬剤師による指導が必要となります。
ところで薬の中には食生活が薬の効果に影響を及ぼす場合があります。例えば、グレープフルーツの摂取によってカルシウムブロッカーと呼ばれる降圧剤の効果は変わってきます。またワーファリンという抗凝固薬は納豆をとることによって効果が変わってきます。ここでは乳製品を食生活で取り入れることによって効果に影響が出る医薬品について解説します。
乳製品はカルシウムを多く含んでいます。このカルシウムが時として薬の効果に影響を与えることがあります。ニューキノロン系と呼ばれる抗菌剤は乳製品を摂ることによって効果が減弱します。なぜこのようなことが起こるかというと、乳製品に含まれるカルシウムが薬の吸収に影響を与えるのです。詳細に説明すると、乳製品に含まれるカルシウムはニューキノロン系抗菌剤と一緒になると、キレートを形成します。キレートとは簡単に言うとカルシウムと薬の構造中の元素が結びついてしまうのです。これによって薬は消化管から吸収されにくくなります。こうして効果が減弱してしまうのです。ニューキノロン系抗菌剤を服用する前後2時間は乳製品の摂取は控えるようにしておきましょう。
このように普段の何気ない食生活が薬の効果に影響するので気を付けましょう。